iOSDC Japan 2019に行くメリットについて考えてみた
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9月5日から7日までの3日間で開催されるiOSDC Japan 2019の初日に参加しました。 初日は前夜祭ということで、トークは2つ参加で終わる短さでした。
私は普段勉強会にほとんど参加しません
なぜなら、大抵の発表内容で使われるスライドは公開され、 そのスライドやトークを聞いた人がまた記事にするので、その記事を見れば大抵のことは理解できるためです。 トークで全てが分からなくても、スライドにはアウトラインとアピールの2つが入っていることが必須であるため、 その2つがあればそこから自分で知識を吸収することは十分に可能です。
リスナーとスピーカー間のメリット差が天地
スピーカーとして参加するのはとても意義があるメリットの多い行為だと思います。 なぜなら、スピーカーとして発表するスライドを作成するために必要な調査や得た知識を体系的にまとめあげ 分かりやすい資料として作り上げることは、己の知識の棚卸しとなりスキルとして強く結びつくためです。
それだけでなく、スピーカーは注目され名前や顔を覚えられ個人としてのブランディングも行えるため 個人活動において優位に働きます。
反対にリスナーはそのどちらもなく、聞くに徹します。 面識のない人同士で話すことはできたとしても、有意義な会話に繋がることは希少で大抵はちょっとした会話で終わります。
iOSDC Japan 2019に参加するメリット
iOSDC Japanでは、他勉強会と違いなく、トークでは使用されるスライドは後日ネットでも見れるようになっており、 質問に関しては、今はTwitterによりメンションを送り直接質問を投げることもできます。
では直接カンファレンスに参加するメリットとは何でしょうか?
規模感によるトレンドを知る
実際に参加することで分かることの一つとして、参加人数です。 参加人数からiOS/Swiftに興味を持つエンジニアの規模と質が分かります。
若い人が多いのか? どの話題に興味を持っているのか?が若干汲み取ることができます。
もしあなたがiOS/Swiftが下火に感じているのなら参加して他カンファレンスとの相対的な規模感を比較するといいでしょう。
スライドだけでは汲み取れない周りのスキルとかが見える
スライドでは丁寧に作り上げられていると、この人はできる人なんだろうなと感じてしまいますが、 実際の発表を聞くとそこに疑問を感じることがあります。人間味があり自分と大差ないなと感じます。 反対もあり、スライドだけでは見えてこない、「この人多分相当苦労して色々な知識を得てこの内容に絞ってるな」と感じるトークもあります。
またリスナーの質問によっても登壇者の知識が体系的なのか特化型なのか知ることもできますし、 質問する人達が多ければ、自分がそれらの質問内容についてこれているか?程度が分かります。
まとめ
このようにリスナーにとってiOSDC Japanのような規模の大きいカンファレンスには、他の勉強会と違って一定のメリットは存在します。
- 市場を知れる
- 自分の現在地を知れる
当然ながらスピーカーにとっては、通常の勉強会のメリットに拍車がかかります。